「ない」にばかり目を向けていた私へ
皆様、こんにちは。
茨城県日立市の訪問看護ステーションまりあ看護師の吉澤智美です。
私の周囲には、意識レベルの高い人がたくさんいて、日々勉強をさせて頂いています。

たまの飲み会で、何気なく自分の考えを話すと、一つの話題が十にも三十にも広がって返ってきます。
「そんな考え方があるのか」
「そこまで行動できるなんてすごい」
そう思う一方で、私は毎回のように落ち込んでいました。
「自分にはあれができない。」
「これも足りない。」
「なんで私は、こんなに未熟なんだろう。」
気づけば劣等感の沼にはまり、飲み会なのにグチばかりこぼしている自分がいました。
そんな私に、人生の先輩たちは決まってこう言います。
「プライド高すぎ(笑)」
「"ない"んじゃない。"伸びしろ"があるだけだろ。」
「他人ばかり見て、自分をちゃんと見ていないから苦しくなるんだよ。」
「"小欲知足"って知ってる? 他人にあるものを羨ましがるより、自分にあるものを育てなさい。」
その頃の私は、正直なところ思っていました。
「いやいや、誰か一人くらい共感してよ!」
「飲み会なんだから、『分かるよ』って慰めてくれてもいいじゃない!」
そんなふうに、末っ子気質を発揮してダダをこねたくなることもありました。
でも今振り返ると、この人たちなりの優しさだったのだと思います。
甘やかすのではなく、ちゃんと立ち上がれるように言葉をかけてくれていたのです。
もちろん、お腹いっぱい食べさせながら(笑)。
最近になって、ようやく一つのことに気付きました。
私はずっと、「ないもの」ばかり見ていたのです。
自分に足りないもの。
人が持っているもの。
できないこと。
できていないこと。
そこばかり数えていました。
反対に、自分が持っているもの、自分だからできることには、ほとんど目を向けていませんでした。
まさに「ないものねだり」です。
他人の器を見て、
「いいなぁ。」
「私もあんなふうになりたい。」
と羨ましがるばかりで、自分の器を育てようとはしていませんでした。
でも、本当に大切なのは、他人の器を手に入れることではありません。
自分の器を少しずつ大きく育てていくことなのだと思います。
「朱に交われば朱くなる」
今の環境には、自分より成長している人がたくさんいます。
以前は、その環境が苦しく感じていました。
けれど今は、「自分の器を育てるために必要な環境なのかもしれない」と思えるようになりました。
昨日より今日。
今日より明日。
焦らず、腐らず、一歩ずつ。
人と比べるためではなく、自分を育てるために。
そうやって、自分の器を少しずつ大きくしていきたいと思います。
皆様は、自分の「あるもの」に目を向けられていますか?
もし私と同じように、「ないもの」ばかり見て苦しくなっている方がいらっしゃるなら、この気付きが少しでも心を軽くするきっかけになれば嬉しく思います。


