一緒に働く方へのメッセージ

はじめまして。訪問看護リハビリステーションまりあ 代表・管理者の佐藤絢美です。

これから一緒に働く方に向けて私が目指すもの、やりたいこと、思っていることをお話しさせて頂きたいと思います。

大きな目標の相手は、ご利用者様だけではありません。

私の夢はご利用者様やそのご家族だけの話ではありません。

私と働いて頂ける皆さんにも、是非それぞれの長所を生かして頑張れる環境であると良いなと思っています。

そのために重要なのは「チャンスがあること」そして「働きやすい職場環境」が鍵だと考えています。

看護師には家事や育児、家庭環境などを理由に思ったように仕事が出来ない人やリタイヤせざるを得なかった経験のある人が沢山います。

今も、看護免許を持ちながらその知識や技術を使って働きたいと考えているのに実現できていない人が沢山いらっしゃると思います。

私には5歳になる息子がいます。

その息子を妊娠しながら働いていた時、悪阻がひどくドクターストップがかかってしまったこともありました。

その時同僚のスタッフから「なんだったら出来るんですか」と言われたこともあり、迷惑ばかりかけていると辛い経験もしました。

子どもが1歳になる頃、フルタイムで働けるだろうかと考えたのですが、過去に私の周りで子育てをしながら働いていた看護師さんたちがいつも周囲に気をつかって働きづらそうにしていたこと、時には保育園からの呼び出しで仕事を抜けるのを裏で悪く言う人がいたこともあったなと思い出し、私も働けるかもしれないけれど周囲に迷惑をかけるだろう、と思いました。

でも本当は、みんなが協力すれば、誰かが自己犠牲を払うことなく、みんなが働きやすい職場が作れるのではないかと思っていました。

色々な条件のある人が、それぞれに出来ることをやって支えあっていける様な職場を作りたい、と考えていました。そういう職場を作ってチャンスが生まれれば、社会に貢献できる力のある人たちがいると私は信じています。

生まれ故郷の日立市で訪問看護ステーションを立ち上げた理由

  
ここまでの話で、それなら今まで働いた東京ですればいいと思われた方もいるかもしれません。それは違います。

私はこの生まれ育ち、今も家族が住む日立で自分にできることをひとつずつやりたいのです。

私が開業する訪問看護ステーションや会社を選ばなくても良いんです。でも私がその選択肢になることで日立はもっと良くなっていけると思います。

私の祖母だけでなく、祖父もおじもここ日立で最期を迎えました。その姿を見て「もう少し良い最期の迎え方があったのではないか」と感じました。

私は3つの病院で働く機会を貰いました。東京では患者様が病院を選んで受診し治療を受けています。でもここ日立ではそれが出来難いように感じます。それは選択肢が少ないからです。

だから、是非、日立で医療の選択肢を増やしたい。それが私の使命感につながっています。

やりたいこと、思っていることをどんどん行動に移していける環境を目指しています

私が目指すのは、やりたいこと、思っていることをどんどん行動に移していける環境です。

「思っていることを言わないのは。思ってないのと一緒。発言しないのは、やってないのと一緒。だから自分の意見は言う」。

大切なのはその意見をちゃんと聞いてもらえて、見ていてくれて、評価してくれる環境です。

私は是非そういう環境のある会社を作りたい。「これでいいんだ」「こうすると喜んでもらえる」「自分はこの会社に貢献できている」と実感できることがとても大切です。

その経験は、それまでの自分の考え方がガラリと変わるほどの経験だと思います。

“こうしてみたい”という思いがある人、これまで思いがあってやってきたけれど、聞いてもらえる環境ではなかった、という人にとって、やりがいのある社会を作っていきたいです。

その一歩目として、働く人にそして利用して頂ける人の人生を支えていくことが出来る訪問看護ステーションを作りたいと考えています。