最近、増やしたいという言葉に違和感を覚えました
いつもありがとうございます。
訪問看護ステーションまりあ管理者兼看護師の佐藤絢美です。
最近、なぜ起業したか
どんなことを実現していきたいか
を考えていました。
わたしはこれまで、
「自分らしく生きる人を増やしたい」
という言葉をよく口にしてきました。
利用者さんにも、ご家族にも、スタッフにも。
病気や介護があっても、その人らしい人生を諦めなくていい。
そんな思いで訪問看護を続けてきました。

でも、自分自身と向き合うなかでふと思ったのです。
わたしは本当に「増やしたい」と思っているのだろうか、と。
少し違うのかもしれない。
そんな感覚がありました。
訪問看護をしていると、本当にたくさんの人生に出会います。
病気によって自信を失いそうになる利用者さま。
介護に追われて、自分のことは後回しになっているご家族。
責任感が強いからこそ、自分を追い込んでしまうスタッフ。
そんな姿を見ていると、人は誰かに答えをもらわなくても、本当はちゃんと自分の中に持っているのだと思うのです。
わたしが何かを与えるわけではありません。
誰かを変えるわけでもありません。
その人が忘れていた気持ちや大切にしていたものを、一緒に思い出していく。
わたしが見てる世界のなかにある訪問看護ステーションまりあの仕事は、そんな時間なのかもしれません。
そしてそれは利用者さんだけの話ではありません。
ご家族もそうです。
スタッフもそうです。
地域の方もそうです。
もちろんわたし自身も。
わたしは経営者だからといって強いわけではありません。
管理者だからといって迷わないわけでもありません。
今でも悩みます。
迷います。
抱え込みそうになることもあります。
「こうあるべき」
この意識がたくさんあったときは、苦しくなる日もたくさんありました。
でも、そのたびに少しずつ思い出します。
できないことばかり見なくていい。
今できることを見ればいい。
足りないものばかり探さなくていい。
今ある幸せにも目を向けてみよう。
自分らしく生きるって、きっとそういうことだな、と。
利用者さんに教えてもらうことがあります。
ご家族に気づかされることもあります。
スタッフの姿に励まされることもあります。
わたしは支える側でありながら、たくさん支えられています。
だから最近は、
「自分らしく生きる人を増やしたい」
という言葉よりも、
「みんなで、自分らしく生きる心地よさを思い出し続けたい」
という言葉のほうがしっくりきています。
訪問看護ステーションまりあが、その人らしさを取り戻せる場所であったら嬉しい。
ご家族が少し肩の力を抜ける場所であったら嬉しい。
スタッフが自分らしく働ける場所であったら嬉しい。
そしてわたし自身もまた、自分らしく生きる心地よさを思い出しながら穏やかにいられる場所であってほしい。
誰かを変えるのではなく、その人がもともと持っている想いや力を思い出せるように。
これからも、利用者さんやご家族、地域の皆さまと一緒に、自分らしく生きる心地よさを大切にしていきたいと思います。

