最高の価値観を生きると、人生も経営も驚くほど軽くなる
いつもありがとうございます。
訪問看護ステーションまりあ管理者兼看護師の佐藤絢美です。
今日は経営者研修で学ばせていただく時間がありました。
経営の話を聞いていたはずなのに、気づけば自分の生き方そのものを考えていました。

その中で心に残った言葉があります。
本当に価値を感じていることなら、もうすでにやっているはずだ。
わたしたちはよく、
「本当はこうなりたい」
「いつかこうしたい」と口にします。
でも、本当に大切なものは、願望ではなく日々の行動に表れていると教えていただきました。
人は大切だと思うものに時間を使います。
エネルギーも使います。
お金も使います。
努力して続けているというより、気づけばそちらに向かっている。
そんなものが、その人にとって本当に大切なものなのだと学びました。
もう一つ印象に残ったことがあります。
自分の価値観だと思っているものの中に、実は借り物がたくさん混ざっているという話です。
社会が良いと言うもの。
親から教わったもの。
学校で評価されたもの。
周りが求めるもの。
わたしたちは知らないうちに、それらを自分の考えだと思い込んでいます。
昭和時代では、
たくさん働く人が偉い。我慢できる人が立派。成果を出す人が評価される。だったそうです。
どれも間違いではありません。
でも、それを信じて頑張っているのに苦しいなら、一度立ち止まってもいい気がします。
本当に大切にしたいものは、別のところにあるのかもしれません。
わたしは昔から不思議に思っていたことがあります。
尊敬する人はたくさんいます。
学ばせていただく人もいます。
けれど、その人になりたいと思ったことはありませんでした。
以前は、それがなぜなのか分かりませんでした。
もっと憧れを持つべきなのかな。
もっと大きな目標を持つべきなのかな。
そう考えたこともあります。
でも今回、その理由が見えた気がしました。
人それぞれ大切にしているものが違う。
優先順位も違う。
だから誰かの人生をそのまま追いかけても、どこかで息苦しくなる。
結局、自分の人生は自分で生きるしかないのだと分かっていたのだと思いました。
わたしが訪問看護を始めてから変わらず大切にしていることがあります。
病気や介護があっても、その人らしい毎日を大切にすること。
できないことではなく、できることを見ること。
人を変えようとするのではなく、その人の中にある力を信じること。
利用者さまにも。
ご家族にも。
スタッフにも。
そして自分自身にも。
そうありたいと思っています。
振り返ると、わたしは
「自分らしく生きる人を増やしたい」とよく話していました。
でも最近は感覚が変わりました。
増やしたいというより、わたし自身も含めて、自分らしく生きる心地よさを思い出したい。
そんな気持ちの方が近いです。
訪問看護の現場では、本当にたくさんの人生に携わらせていただきます。
病気があっても笑顔で過ごす人。
残された時間を大切な人と過ごす人。
家族との時間を取り戻す人。
そんな姿を見るたびに、人にはもともと自分の人生を生きる力が備わっているのだと感じます。
忙しさや不安、周囲の期待の中で見失ってしまうことはあっても、その人がもっているものがなくなるわけではありません。
だからわたしたちの仕事は、何かを与えることではないのだと思います。
その人がもともと持っている力に気づけるよう見守ること。
信じ続けること。
それが最高の状態かもしれません。
経営も同じです。
以前のわたしは、何をするかばかり考えていました。
どんな仕組みを作るか。
どう教育するか。
どう成果を出すか。
もちろん大切です。
けれど最近は、それ以上に、どんな姿勢で生きるかの方が大事だと感じています。
成果に終わりはありません。
だからこそ、自分は何を大切にしたいのか。
どんな毎日を送りたいのか。
どんな人で在りたいのか。
そこが定まると、不思議なくらい迷いが減ります。
今日の学びは、もっと頑張ろうという話ではありませんでした。
もっと自分に戻ろうという話だった気がします。
社会の正解を少し脇に置く。
誰かの理想も脇に置く。
こうあるべきも手放してみる。
すると、自分の本音が少しずつ聞こえてくる。
そんな感覚があります。
もし今、頑張っているのに苦しい。
前に進んでいるはずなのに満たされない。
そんな思いがあるなら、一度だけ自分に問いかけてみてください。
何に時間を使っているだろう。
何をしていると自然に心が動くだろう。
その答えの中に、自分らしい人生のヒントが隠れているように思います。
わたしも学びの途中です。
だからこそ、利用者さまやご家族、スタッフの皆さんと一緒に、自分らしく生きる心地よさを何度でも思い出していきたいと思います。


