手術後でも安心してお家で過ごす。

9月になり昼間はまだまだ暑いですが、朝晩は徐々に涼しくなり、秋を感じますね。
芋栗系が大好きで日に日に食欲が増している高橋です。

今日は手術をされた患者さまについてお話をさせていただこうと思います。

私は以前、外科病棟に勤めていました。

外科病棟に入院される患者さまは、病気を治してご自宅へ帰ることが目標で手術をされる方がほとんどです。

手術を無事に終えられた患者さまは一日も早くご自宅に帰りたい気持ちが高まる一方、退院後の生活について不安に思われる方も多くいらっしゃいました。

不安を払拭できるよう、退院に向けての準備をお手伝いしますが、ご自宅に帰られた後までのサポートをする事は叶わないので、いつも

「ご自宅で何かお困りではないかな。」

「もともとお一人で暮らされているけれど、お食事は取れているのかな…。」

など、とても心配が残りました。

退院後は以前のように生活に制限なく過ごされる方もいらっしゃる一方、術後の経過によっては、どうしても退院後でもご自宅でケアが必要になる事があります。

例えば、お家に帰っても手術の傷を毎日洗浄をしてガーゼを当てる、薬剤を塗布する。傷が感染を起こしていないかなど観察をする。

床ずれがある方は床ずれの処置をするなど。

また、安静期間が長くなれば、その分足腰の筋力が弱ってしまい、ご自宅の段差につまずいて転んでしまう危険性もあります。

そのような危険がないか、どのようなリハビリが有効かを見極める。

退院ができたから、医療のサポートは終わりではなく、退院後も安心してご自宅で過ごしていただけるように、私達訪問看護では継続的に医療を提供させていただきます。

ご家族やご利用者さまに寄り添い、ご不安に思う事があればお話を伺い、解決できるように努めます。

外科病棟に勤めていた経験を生かし、当時では叶わなかった、ご自宅に帰られたあとのサポートをさせていただけることを看護師として嬉しく思います。

これからも、ご利用者さまとそのご家族に寄り添い、その方らしい生活を続けられるようにお手伝いさせていただきたいと思います。

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