日本褥瘡学会在宅褥瘡セミナーに参加しました。

こんにちは。高橋です。

今年は遅い梅雨入りですね。
先週末に土砂降りの中で筑波大学附属病院で開催された日本褥瘡学会在宅褥瘡セミナーに参加しました。

みなさん褥瘡という言葉はご存知ですか?
褥瘡とは、床ずれのことです。

床ずれと聞くと、寝たきりの方がなるものというイメージを持たれる方も多いと思いますが、意外と動ける方でも隠れ床ずれを発症される方もいらっしゃいます。

床ずれの主な原因は、座る時間や横になる時間が長くなった。食欲が落ちて栄養状態が前より悪くなったなどです。

それに加えて着用している下着や使用している椅子やベッド、骨格や普段の座り方の癖など発生要因は多々あります。自力で歩けているから床ずれとは無縁…とは限らないのです。

また、褥瘡が出来やすい部位ですが、1番は仙骨部と呼ばれるお尻の骨が出っ張っているところです。

褥瘡

なんだか最近お尻が痛いなーと思ったら小さな皮向けがお尻に出来ていた!というお話はよく耳にします。

床ずれは一度発生すると治るまで時間がかかることもあります。毎回座るたびにお尻が痛い…。夜寝ているとお尻が当たって痛みで目が覚めてしまう…。といった症状は切ないですよね。

そうなる前に私たちは利用者さまのお宅に訪問した際に個別に床ずれ発生のリスクを予測し、対策をしています。

リスクが高い方には、ベッドマットの見直しやお食事内容や形態、皮膚のケアの方法などをお伝えしています。

昔からよく聞く床ずれですが、処置方法や薬剤は日々進化しており、その都度知識や技術をアップデートしていく必要があります。

今回のセミナーでは有識者の方々(皮膚科医、管理栄養士、特定の知識を持った看護師)から最新の情報を教えていただきました。

また、医療機器メーカーやガーゼや薬品を扱う製薬会社の方からも最新の製品の特徴など明日からの訪問看護に生かせる知識を伝授していただきました。

褥瘡

床ずれによる苦痛なく、お家で快適に過ごせますように…。そんな願いを込めてまたみなさまのお宅に訪問させていただきます。

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