それぞれの体験が発展成長する訪問看護ステーションを目指して

利用者さまとの関わりを通して成長する場をいただき、いつもありがとうございます。
管理者の佐藤絢美です。

訪問看護とは、看護師が利用者さまの自宅を訪問し、医療ケアや生活支援を行うサービスです。

病院では得られない「自宅」というリラックスした環境の中で、個別のニーズに応じたケアを提供できるのが大きな魅力です。

一方で、訪問看護にはいくつかの課題もあります。

例えば、利用者さま一人ひとりの状況が異なるため、対応力や柔軟性が求められます。

また、訪問先での孤立感や突発的な対応が必要になる場面も少なくありません。

これらの課題を克服するためには、スタッフ同士が体験を共有し、それを成長の糧とする文化が重要だと感じています。

訪問看護の現場では、利用者さまの生活環境や家族背景、疾患の状態など、スタッフが経験する内容が非常に多岐にわたります。

このような体験を個人の中だけで完結させるのではなく、チーム全体で共有することが大切です。

それぞれの体験が発展成長する訪問看護ステーションを目指して

例えば、ある看護師が難しいケースに直面した場合、その経験を他のスタッフに共有することで、解決策のアイデアが生まれることがあります。

また、新人看護師にとっては、先輩の経験談が学びの宝庫となり、安心感や自信を得るきっかけにもなります。

それぞれの体験を共有することで、スタッフ全員が知識を広げ、問題解決能力を高めることができます。

さらに、共有された体験を新たなケア方法やサービスのアイデアを生み出すこともあります。

体験共有を実現するために、スタッフが気軽に意見を交換できる環境作りを大切にしています。

そのためには、スタッフ間で日常的に話しやすい雰囲気を作ることが第一歩です。ミーティングでは気づいたことや感じたことを共有できる時間としています。

そして、成功体験だけでなく失敗体験も共有するようにしています。

これまでの病院勤務の中では失敗をすると怒られることが多く、なぜか先輩看護師に怒られないように怒られないようにと先輩看護師の目を気にすることが仕事のようになっている体験をした看護師も少なくないと思います。

もちろん命を預かっているので失敗はあってはいけません。

ただ、自分の中での失敗を共有することは成長のための貴重な学びです。

「失敗しても良い」と思える職場環境を作ることで、スタッフは目の前の利用者さまの看護に集中できて、安心して自身の体験を共有できるようになります。

学び合えることがとても大切だと感じています。

そして、スタッフそれぞれが持つ強みや個性を活かすことも大切です。

それぞれの体験が発展成長する訪問看護ステーションを目指して

得意分野を活かした役割分担や、互いに補完し合える関係を築くことで、チーム全体の成長を促します。

こうした成長のプロセスは、利用者さまと看護師が人生をより豊かになるための大きな一歩となると感じています。

理想の訪問看護ステーションを目指して「それぞれの体験が発展成長する訪問看護ステーション」を実現するためには、理念と行動を一致させることが不可欠です。

私たちが目指すのは、相手に敬意を、自分に品格をお互いを尊重し合い、失敗を恐れずに挑戦できる環境です。

その中で、スタッフが一人の専門職として成長し、利用者とその家族が笑顔で過ごせる日常をサポートできるよう努めます。

今後も、スタッフや利用者さまから学びを得ながら、新しいケアの形を模索していきたいと考えています。

一緒にこの理念を共有し、成長を続けていける仲間を、私たちは心から歓迎します。

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