私が訪問看護師を目指した理由
はじめまして。松ヶ崎太郎です。
私は今年で27歳になります。
看護師としては2年目であり、日々勉強の毎日です。
私は看護師を目指す前は大学で地域政策について学んでいました。行政の仕事や政策を学ぶ中でもっと直接的に地域に貢献出来る仕事がしたいと思うようになり、看護師となることを選びました。
看護師になってからの私は周りとの年齢差などのギャップや日々の勤務に追われる毎日でした。
大学での自分の目標である地域に貢献するという気持ちは薄れていき、日々の業務をこなす事がいつの間にか目標になり余裕もなくなっていました。
ちょうどその時に私は祖父と祖母を亡くしました。祖父と祖母の最期は訪問看護を利用し在宅で看取る事が出来ました。悲しみに暮れる中、祖母が言った最期の言葉が脳裏で再生されました。
『最高だど』
祖母は最期まで笑顔でした。私はこの言葉を患者様から病棟で聞いた事は1度もありませんでした。
その時私は気づきました。地域の方の笑顔が見たい。私が目指していた看護はここ(訪問看護)にあるということに。
遠回りをしながらも自分を取り戻し目標をもって私は訪問看護師として働いています。