古宇利島totōnou space研修を経て ― ティール型組織という未来へ ―

いつもありがとうございます。
管理者兼看護師の佐藤絢美です。

沖縄・古宇利島での学びと気づき

沖縄・古宇利島のtotonou spaceで、数日間の研修を受けてきました。
海に囲まれ、名前の通り「整う」ための空間でした。
風の音、波のリズム、静かな朝の光。
そこに身を置いたとき、最初に感じたのは、
「わたしは思っている以上に力が入っていた」ということでした。
経営者として3年。
オンコールもほぼ毎日対応し、
常に全体を把握し、何かあればすぐ動けるように構えてきました。
それが経営者・管理者としての責任、やるべきことだと思っていました。

でも、古宇利島の海を眺めながら深く呼吸をしたとき
参加してる方の佇まいを見たとき
胸の奥の緊張がゆるみ
ふっと涙が出そうになる瞬間がありました。
「頑張り続けなくてもいい」
その感覚に触れたのです。

整うとは、手放すこと

整うとは、何かを足すことではありませんでした。
むしろ、余分なものを手放すこと。
不安。恐れ。わたしがやらなきゃという思い込み。
それらを少しずつ吐き出していく。
呼吸は、まず吐くことから。
鼻から吸って、ゆっくり吐く。
背骨に空気を通すように。
呼吸が深くなると、思考が静まります。焦りが消えます。

そして見えてきたのは、
訪問看護ステーションまりあの未来の姿でした。

わたしが目指すティール型組織

わたしが目指したいのは、ティール型組織です。
ティール型組織とは、上からの指示命令で動く組織ではなく、一人ひとりが主体的に判断し、目的に沿って自律的に動く組織。
そこには「管理」よりも「信頼」があります。

これまでの組織は、上司が決め、部下が従うヒエラルキー型が一般的でした。わたしはそこに違和感がありました。

ティール型は違います。
役職よりも役割
支配よりも対話
競争よりも調和
そして何より、「その人らしさ」を大切にします。

わたしはずっと、90%をスタッフに任せられる組織をつくりたいと思ってきました。
だけどそれは無理だと言われることもありました。

でも今回気づいたのです。
任せるとは、責任を押しつけることではなく、その人それぞれの力を信じること。
そして、なによりも自分自身も整った状態でいること。

経営者が不安や恐れで動けば、その空気は必ず組織に伝わります。
経営者が整い、信頼に立てば、組織も自然と整っていく。
これは理論ではなく、体感として腑に落ちました。

訪問看護における“在り方”

訪問看護という仕事は、
利用者さんの人生に深く関わる仕事です。
技術や知識はもちろん大切。
でも、それ以上に大切なのは、わたしたちの“在り方”。

忙しさや焦りをまとったまま訪問すれば、その空気は伝わります。
整った状態で訪問すれば、安心感が広がります。

だからこそ、まず自分を整えること。
感覚を感じること。
「なんかこのへんがモヤっとする」
「胸がちょっと苦しい」
その小さな違和感を無視しないこと。

身体はいつも正直です。
胸がぎゅっとするなら、そこに何かがある。
それをただ感じ、呼吸を通し、対話する。
そんな文化を、訪問看護ステーションまりあで育てたい。

全体性(ホールネス)を大切にする組織へ

ティール型組織の本質は、
全体性(ホールネス)を大切にすることでもあります。

仕事用の自分だけでなく、母としての自分も、弱さも、迷いも、すべて含めた「その人」でいられる組織。
お互いを尊重し、敬意を払いながら、それぞれの夢を応援し合える。
それが、わたしの理念です。

株式会社W Coralに込めた想い

古宇利島で、もう一つ強く感じたことがあります。
自然はコントロールされていないのに、調和しているということ。
波は自由に動き、風は自由に吹く。
でも、全体として美しい。

株式会社W Coralという社名には、私の大切にしている想いを込めています。
White Coral(白珊瑚)は、長い年月をかけて少しずつ形づくられ、ひとつとして同じものはありません。そして、やがて人々に感動を与える存在になります。

人も組織も同じだと思っています。
一人ひとりがそれぞれのペースで育ち、自分らしい形になっていく。
そのプロセスを大切にしながら、最終的には周囲に感動やあたたかさを届けられる存在になる。

そんな会社を目指して、株式会社W Coralと名付けました。

「みんなで創る」組織へ

誰かが無理に押さえつけるのではなく、一人ひとりが自分の役割を果たし、全体が調和する。
そのために必要なのは、ルールの強化よりも、目的の共有。

訪問看護ステーションまりあは何のために存在しているのか。
それは、利用者さんとそのご家族が、安心して自分らしく生きられるよう支えること。
そして、働くわたしたち自身が自分らしく生きること。

ブラックエンジン(恐れ・不安・競争)ではなく、
ホワイトエンジン(愛・信頼・感謝)で動く。

わたしはこれから、
抱え込みを手放していきます。
もちろん責任は持ちます。
でも「全部わたしがやる」ではなく、
「みんなで創る」に変えていきます。

ここから、新しいステージへ

訪問看護ステーションまりあは、まだ完成していません。
だからこそ、可能性があります。

ティール型組織は、一朝一夕ではできません。
対話が必要です。勇気も必要です。
でも、わたしは本気で目指します。

安心して呼吸ができる組織。
失敗や意見が宝になる組織。
挑戦が応援される組織。
そして、
生き生きとして、たおやかに生きる人が集まる組織。

古宇利島totonou spaceで整ったこの感覚を、日常に持ち帰ります。
整うことから、すべては始まる。
整ったわたしで、整ったチームを創る。
その先に、日立市の地域に広がる安心と信頼がある。

ここから、訪問看護ステーションまりあの新しいステージが始まります。
一緒に、創っていきましょう。

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