出会いに支えられた3周年
いつもありがとうございます。
管理者兼看護師の佐藤絢美です。
訪問看護ステーションまりあ・キャンナス日立は、このたび3周年を迎えることができました。
ここまで歩んでこられたのは、利用者さま、スタッフ、関係機関の皆さま、そしてそのご家族との出会いに支えられてきたからです。改めて、心より感謝申し上げます。
3周年のお祝いとして、スタッフとその家族も一緒に集まり、バーベキューパーティーを行いました。

青空の下で笑い合い、子どもたちの声が響く穏やかな時間。仕事の肩書きを離れ、一人の人として向き合うことで、人と人とのつながりの大切さを改めて実感するひとときとなりました。
スタッフ同士だけでなく、家族も含めて顔を合わせ、言葉を交わす中で、この職場が単なる働く場所ではなく、人生の一部を共有する場になっていることを強く感じました。
私たちの企業理念は、
「皆がそれぞれらしく生きられ、多様性が受容される社会を目指すこと」
「子育てをする親が、仕事を通じてやりがいと幸せを感じられる社会を目指すこと」
です。
この理念は、立ち上げ当初から変わることなく、私たちの軸として在り続けています。
訪問看護という仕事は、生活そのものに深く関わります。
だからこそ、利用者さまだけでなく、働く側も自分らしくいられることが何より大切だと考えてきました。
経営理念として掲げているのは、子育てをする親が働きやすい職場の提供、そして多様性のある働き方ができる職場づくりです。
子どもの体調不良や学校行事、家庭の事情。
働く親にとって、それらは切り離せない日常です。
我慢するのではなく、お互いに理解し合い、支え合いながら働ける環境をつくりたい。
その想いから、柔軟な働き方や、相談しやすい雰囲気づくりを大切にしてきました。
また、訪問看護を通して、住み慣れた家でその人らしい生活を続けられる方を一人でも増やしたいと考えています。
医療を必要とする住民の方とそのご家族を支え、安心して在宅療養ができる環境を整えることが、訪問看護ステーションまりあの役割です。
訪問看護は、決して一つの職種だけで完結するものではありません。
医師、ケアマネジャー、介護職、地域のさまざまな支援者と連携し、顔の見える関係を築くことで、より良いケアが実現します。
他職種連携、地域連携を大切にしながら、日々の訪問に向き合ってきました。
さらに、制度だけでは支えきれない部分にも目を向け、制度外サービスの活用にも取り組んでいます。
キャンナス日立では介護保険制度に届かない方々にも、「ここに相談すれば大丈夫」と思っていただける存在でありたい。
その想いが、私たちの活動の幅を少しずつ広げてきました。
同時に、働き手にとっても選択肢を増やすことが重要だと考えています。
利用者と働き手、双方の選択肢を広げることで、「在り方」と「生き方」を選ぶ自由を提供する。
それは、働き方に悩む方や、子育てや介護で一度現場を離れた潜在的な力を活かすことにもつながります。
今回の3周年バーベキューパーティーは、こうした理念や想いが、少しずつ形になってきていることを実感できる時間でした。




人と人がつながり、支え合い、助け合う。
その積み重ねが、訪問看護ステーションまりあをつくっています。
私たちには、「こうでなければならない」という強い縛りの意識はありません。
そこに相手への敬意と、自分自身への品格があればいい。
だからこそ、助け合い、支え合う意識が自然と生まれるのだと思っています。
これからも理念を軸に、地域に根ざし、人に寄り添う訪問看護を続けていきます。
そして、「ここで働けてよかった」「この街で暮らせてよかった」と思える人を、一人でも増やしていけるよう、4年目も一歩一歩、歩んでまいります。
今後とも、訪問看護ステーションまりあ・キャンナス日立を、どうぞよろしくお願いいたします。

