〜思いを巡らす看護〜

こんにちは。いつもありがとうございます。看護師の高橋です。

金木犀のいい香りが漂い、秋の深まりを感じる季節となりました。訪問させていただく中でも「寒くなったね〜。」というお声をよく聞くようになりました。

〜思いを巡らす看護〜

そんな季節の変わり目を利用者様やご家族と共有できるのも訪問看護の良さだなと感じます。

訪問看護はまず、出勤してステーション内で今日訪問させていただく利用者様の申し送りやカンファレンスを行い、訪問車でご自宅へ出発します。

その道中でも今日の調子はどうかな?この前足が痛いと仰っていたけれど良くなったかな?今日は寒いから足浴の温度は高めが良いかな。など訪問をさせていただく方に思いを巡らせながら車を走らせます。

〜思いを巡らす看護〜

そして訪問をして利用者様の笑顔を見ると、今日は調子が良さそうだな、良かった〜と心の中で安堵します。

週1回や2回など定期的にお会いしていく中で、お顔を一瞬見ただけでその日の調子が分かるようになる。これも訪問看護の良さだなと思います。

どうしても、病院勤務時代は忙しいことが多くバタバタと検温、清拭を行い、お話もゆっくり聞きたいところだけれど、ナースコールの対応もして…と。

どうしても治療や業務が優先され、患者さんの気持ちが置いてきぼりのような気がしていました。

訪問看護では利用者様の気持ちが1番優先です。

利用者様のご要望を叶えるため、多職種(医師、看護師、薬剤師、ケアマネージャーなど)で連携をし、利用者様のやりたくないことはやらない。

でもやらないとその方の不利益になり得ることは看護師の視点からお話しをして相談をし、一緒に考えていく。訪問時間はじっくりその方だけに使うことができる。

〜思いを巡らす看護〜

その中で本音を言っていただけるような信頼関係を構築する。一緒にお庭を見ながら足浴をしたり、時にはご家族のお悩みを聞かせていただいたり。じっくり寄り添う看護をすることができます。

そして訪問が終わり、ステーションに戻る道中も今日の自分の関わりについて振り返り、今日はこうだったな、次回はこうするといいかな?などまた思いを巡らせながら戻ります。

そしてスタッフ内で共有、相談をする。それはそれはとても濃密な看護をすることができます。

勤務が終わった後、私は疲労感よりも今日もやり切った。たくさんの笑顔にお会いできた。という充実感が勝ります。

来てもらえてよかったと思っていただけるように、今日も利用者様に思いを巡らせながら訪問に行ってきます!

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