現在の野菜
皆さんこんにちは。
薬やサプリはあまり好きではない自然志向のくせに、薬やサプリを深く知りたくて仕方がないという相反する思いを抱える吉澤智美です。
前回のブログで「食品からの摂取では不十分」とチラシの文を引っぱってきましたが、そもそもなんで食品からの摂取では不十分なのかをお話しさせて頂きたく思います。
皆さんは、現在の野菜は、昔の野菜と違う。…って、知っていました?
「野菜や果物の栄養、数年前に比べて低下(日本経済新聞令和4年6月8日)」など、令和4年前後はよく新聞記事にあげられたりしていたので、関心ある人はわりと知っている事と思います。
なんで、ニンジンなのに土っぽい味がしないの?
なんで、大根なのに苦味がないの?
なんで、ホウレンソウなのにえぐみがないの?
どうして買って食べたても種から育てても、子供のころおじいちゃんが作ってくれてた野菜の味ではないの?
確かに、おいしくはあるけれども…と、私も、実感しています。
それらは、現代農法の意図する所でした。早く育って虫が食べにくい、病気にもなりにくい、丈夫で育てやすくてよく売れる種類の作物の種(ただし栄養素は購買意欲に関係ないから無視。もしくは遺伝子いじくってマシマシ)を掛け合わせや研究室で作って、土壌菌無視して大量の肥料を入れて、大量の農薬使って、大量の地下水くみ上げて、大量に収穫して、競合店よりも利益を上げやすくできる農法が、どうやら昨今の流行のようです。
残留農薬マシマシで、短期間で根っこが育たないまま売る部分だけ立派に育ったお野菜は、果たして健康に良いのか、疑問の残るところではあります。
今思えば、生ごみと枯れ枝や落ち葉のたい肥で作ったおじいちゃんの愛情のこもったお野菜たちは、虫食いだらけだったけども、食味はあんまり良くはなかったけれども、食物の真価を発揮した意味のある食べ物だったのだと今なら思います(亡き祖父に感謝)。
そういった現代手法で作られた農作物や畜産物、養殖魚などを食べるわけですから、量の食べられない高齢者などは足りない分をうまく補う手段として、上手にサプリを活用していくのは必要な手段ではあるのではないかと思いました。
来年、種苗法が撤廃されるそうですね。
この先きっと、子供のころに食べていた種類の野菜たちは、絶滅してしまうのでしょうね…
外国から日本に伝えられて日本のお野菜として日本の土地にあうように、日本人の体に適したお野菜に進化してきたのに、人間のエゴでその野菜がなくなっていくのは、とても悲しいです。
もし、昭和時代以前から脈々と育てている日本の野菜の種をお持ちなら、それが廃れないように育てていってください。その種は、今後、超貴重種となることでしょうから。