心も看る看護師でありたい。
まりあで訪問看護師として働き始めて1年半が過ぎました。高橋です。
おかげさまで訪問看護ステーションまりあももうすぐ2周年になります。
振り返ると学び大き1年半でした。
訪問看護は利用者様のお宅にお邪魔してその方に合わせた看護を提供する必要があり、「こうしなければならない。」ということはありません。
ある方は、足腰が弱りリハビリをしなくてはならないのは分かっているけれど今日は気持ちが向かない…。
またある方は、お風呂に入らないといけないけど今日は寒いし体がだるくてやりたくない…。
そんな場面に遭遇することもあり、その気持ちはすごく分かります。
私も疲れた時や体調が優れない時は正直、顔も洗いたくない日もあります。
しかし、だからといって毎日お風呂に入らず、体も動かさなければどんどん体は動かなくなり、ますます様々なことが億劫に感じ生活の質が下がっていってしまいます。
そこで私達は、なぜお風呂に入りたくないのか、リハビリが嫌なのかその方の本音を聞き、思いに寄り添い、無理強いをしない。
でも生活の質を保つことのできる看護を提供するのが私達の腕の見せ所だと思っています。
お話を聞いていきお風呂は無理な方に、あったかくして足湯だけしませんか?
あったかいタオルで体を拭いてお着替えだけいかがですか?とご提案すると、
お風呂に入らなければいけないのね〜…と絶望していた方が、「それならいいわね。」と承諾していただけて、足湯をすると気分転換になり表情も明るく「ありがとう。」と言っていただけました。
とても幸せだなと感じる瞬間です。
まだまだ私には未熟な部分もあり、その方の考えや思いを汲み取りきれずに後悔したり、学ばせていただくことも多々ありますが、これからもその方の病気や体の状態だけでなく、心も看られる看護師でありたいと思います。